トラブルシューティング

2024.09.05

インターネットが遅いときの対応

お客様から「インターネットの速度が遅く、業務に支障が出ている」という相談を受けました。ウェブサイトの読み込みやファイルのダウンロードに時間がかかり、オンライン会議でも遅延が発生するとのことで、早急に対応する必要がありました。インターネット速度が低下する原因はたくさんあるため、段階的に問題を特定し、解決策を提案しました。

 

原因を探る

インターネット速度が遅くなる原因は、まず物理的な接続やネットワーク機器に問題がないか確認することが重要です。
速度低下の原因がネットワーク設定や機器にある可能性が高いため、ネットワーク環境全体を見直します。
インターネット速度低下の原因が、PCやソフトウェアの問題である可能性もあるため、ソフトウェア面も確認しました。
インターネット速度の低下がプロバイダ側の問題である場合、こちらでの対処だけでは解決できないため、プロバイダに問い合わせる必要があります。


基本的な接続確認

1. モデムとルーターの再起動

  • インターネット接続が遅くなる理由として、モデムやルーターの問題がよくあります。まずルーターとモデムの電源をオフにし、数分後に再起動しました。再起動によって、一時的な接続問題や内部のリセットが行われるため、多くの場合で速度の改善が見られます。

2. 有線接続と無線接続の確認

  • 次に、Wi-Fi接続だけでなく、PCを直接ルーターに有線接続しました。無線接続で速度が遅い場合でも、有線接続で速度が改善されることがあります。これにより、Wi-Fiの信号が弱くなっているか、有線の問題かを切り分けることができます。

結果、無線接続で速度が遅く、有線接続では問題がなかったため、Wi-Fi環境の改善が必要だと判断しました。


インターネット速度の測定

次に、インターネットの速度がどの程度低下しているかを測定しました。

1. 速度テストの実施

  • Speedtestなどのインターネット速度測定ツールを使用して、実際のダウンロード速度とアップロード速度を測定しました。
    • ダウンロード速度:通常よりも大幅に低下していることが確認されました。
    • アップロード速度も同様に低下しており、特に大容量のファイルの送受信やオンライン会議で支障が出ていました。

2. 契約しているプロバイダの速度プラン確認

  • お客様に契約しているインターネットのプランを確認して、測定結果と比較しました。結果として、実際の速度が契約しているプランの速度を大幅に下回っていたため、回線側に問題がある可能性があると判断しました。

ネットワーク環境の見直し

1. Wi-Fiの干渉とチャンネル変更

  • Wi-Fiのチャンネル干渉が原因で速度が低下することがあります。特に周囲に他のWi-Fiルーターが多く存在する場合、同じチャンネルを使用していると干渉が発生し、接続が遅くなることがあります。
    • Wi-Fiルーターの管理画面からチャンネルを変更するよう提案しました。5GHz帯の使用も検討することで、干渉を避け、速度改善が期待できると説明しました。

2. 不要なデバイスの接続を解除

  • 家庭やオフィスで複数のデバイスが同時にインターネットに接続している場合、帯域幅が分散されてしまうことがあります。特に動画のストリーミングや大容量のダウンロードをしているデバイスがあると、全体の速度が低下します。
    • 必要のないデバイスをネットワークから一時的に切断して、速度が改善されるか確認しました。

ソフトウェアの影響確認

1. バックグラウンドアプリの確認

  • お客様のPCでバックグラウンドで動作しているアプリやプロセスが帯域を占有していないか確認しました。特に、クラウドストレージの同期やソフトウェアの自動更新が多くのデータを使用していると、インターネット速度が遅く感じられることがあります。
    • PCの「タスクマネージャー」を開いて、インターネット接続を使用しているアプリやプロセスを確認し、不要なものを停止するよう指示しました。

2. ウイルスやマルウェアの影響確認

  • ウイルスやマルウェアがPCに感染していると、インターネットのパフォーマンスが低下することがあります。ウイルス対策ソフトでシステム全体をスキャンして、マルウェアやウイルスの影響を確認しました。
    • 幸いにもウイルスは検出されませんでしたが、この手順は重要な確認ポイントです。

プロバイダへの問い合わせ

1. 回線の混雑やメンテナンスの確認

  • プロバイダに回線の状況や混雑時間帯について確認するようお客様に提案しました。インターネットの速度は、特に夕方から夜間にかけて、他のユーザーが多く利用することで低下することがあります。
    • また、プロバイダ側でのメンテナンスや障害が発生していないかも確認しました。

2. 回線のアップグレード提案

  • お客様のインターネット使用状況に対して、現在の契約プランが十分でない可能性があるため、必要であれば回線のアップグレードも検討するよう提案しました。特に、リモートワークや動画会議が増えている現状では、高速かつ安定した回線が必要になることが多いです。

結果

最終的に、Wi-Fiチャンネルの変更と不要デバイスの接続解除により、お客様のインターネット速度が大幅に改善されました。お客様からは「これで業務が滞りなく進められるようになりました」と感謝の言葉をいただきました。


まとめ

インターネットが遅くなる原因は、ルーターの問題やWi-Fiの干渉、バックグラウンドで動作するアプリの影響、さらにはプロバイダ側の問題まで多岐にわたります。お客様の場合、ネットワーク機器の再起動やWi-Fi環境の改善が効果的でした。インターネット速度に問題が発生した場合、これらの手順を順に確認することで、迅速に問題を解決できる可能性があります。